近年では、転職をする方が増えており、長く勤める方は以前より減ってきました。
そのような状況で長年会社に貢献してくれる社員を大切にすることはとても重要になります。
永年勤続表彰として社員をお祝いすることはモチベーションアップに繋がり、また会社としても日頃の感謝を伝えるいい機会でもあるでしょう。
そこで今回は
そもそも永年勤続表彰がよく分からない
会社で永年勤続表彰のお祝いをしたいが何をあげたらいいのか分からない
など永年勤続表彰についての悩みを持つ人事や総務、経営者の方必見の情報をお届けします。
永年勤続表彰とは
永年勤続表彰とは長年会社に勤めている従業員をお祝い・表彰する事を言います。
永年勤続表彰は法律で定められている制度ではないので導入するかどうかは任意になりますが、これまでの勤務に対する感謝を伝えたり今後の期待を寄せることで、従業員の早期離職を防ぐ効果や従業員のモチベーションアップに繋がります。
永年勤続表彰で社員に贈られるものとしては
主に賞与・記念品・有給休暇などになります。
こちらはどれか一つに絞る必要はなく、賞与と有給休暇を贈る場合もあれば賞与と記念品を贈る場合もある、などなど会社により様々です。
永年勤続表彰の対象になる勤続年数は?
企業・組織によって異なりますが、一般的には10年毎に表彰することが多く、勤続10年目、勤続20年目、勤続30年目といった大きな節目の際に表彰を行います。
もし勤続5年以下に表彰を行った場合には、給与として課税対象になる恐れがあるので注意が必要になります。
永年勤続表彰に関連する課税関係については国税庁のHPやお近くの税務署にお問い合わせいただき正しい情報を得るようにしましょう。
永年勤続表彰の記念品はどのようなものが贈られる?
2006年の産労総合研究所の調査によると
永年勤続表彰の記念品で贈られる品で最も多いのが「旅行・旅行券」、次に「カタログギフト・商品券」
になりこの2つで5割~7割を占めます。
[jin_icon_info color=”#e9546b” size=”18px”]参照:永年勤続表彰に関する調査2016年11月(PDF資料)|産労総合研究所
上記の商品が人気の理由は「社員が使い方を選べる」という点にあります。
また本当に行きたかったところに行ける、本当に欲しかったものが買えるという社員の希望が叶うというのも人気の一つになります。
他の記念品の種類としては「時計」や「衣類・バッグ・装身具」「電化製品」など、実用的な商品が記念品として選ばれています。
避けたほうがいい記念品は?
実用的ではない品は避けたほうが良いでしょう。
例えば、トロフィーは実用的でなかったり、社名や企業のロゴが入ったグッズなどは日常生活で使いにくいため注意が必要になります。
記念品の相場はいくら?
記念品の相場は勤続年数によって異なり、年数が長くなるにつれて金額相場も高くなっていきます。
なので、勤続年数に応じて、適した記念品を選ぶことが重要になります。
勤続10年目の記念品の金額相場は3万円~4万円になります。
勤続20年目の記念品の金額相場は7万円~8万円になります。
勤続30年目の記念品の金額相場は13万円~14万円になります。
[jin_icon_info color=”#e9546b” size=”18px”]参照:永年勤続表彰に関する調査2016年11月(PDF資料)|産労総合研究所
水引き、のしはどうする?
永年勤続表彰の記念品や賞与には、水引きと熨斗(のし)をつけるのがマナーになります。
表書きには、「勤続◯年記念」や「祝勤続◯年」、「御祝」と書くと良いでしょう。
水引きは結び切りではなく「何度繰り返してもよいお祝い事」を意味する紅白蝶結びを選びましょう。
メッセージの文例をご紹介
記念品には会社からのメッセージも贈るとなお、喜ばれるでしょう。
メッセージの内容としては
お祝いの言葉に加え、これまでの功績を称える内容や今後の更なる活躍を期待する言葉、健康を気遣った言葉などが入っていると良いでしょう。
以下メッセージ文例になります。
○○様
勤続○○年、大変お疲れ様でございました。
長年にわたり誠実に職務に精励され社の発展に貢献されましたことを心より感謝し、お祝い申し上げます。
今後ともご健康に留意され、ますますのご活躍をお祈り申しあげます。
記念品のおすすめは?
記念品のおすすめは使い方を自由に選べるカタログギフトがおすすめです。
ここでは勤続年数ごとにおすすめのカタログギフトをご紹介します。
勤続10年目の社員におすすめのカタログギフト
プチ贅沢&ご褒美を楽しめる格之進のお肉カタログギフトは勤続10年目の社員に贈るカタログギフトとしておすすめです。
めったに食べることができない貴重な部位である「シャトーブリアン」をはじめとする和牛の最高級の部位を選択できるなど、お肉好きにはたまらないカタログギフトとなっています。
岩手県一関市で、牛肉と真剣に向き合い磨き上げてきた「格之進」の熟成技術をご堪能できます。
勤続20年目の社員におすすめのカタログギフト
勤続20年目の社員におすすめのカタログギフトはサライの贈り物×リンベル 黒耀(こくよう)。
こちらは1989年の創刊以来、選りすぐりの名品、旬の美味しいグルメ、上質なサービスを誌面で紹介してきた『サライ』とカタログギフトのパイオニアである『リンベル』のコラボレーションで誕生したカタログギフトになります。
サライには贈り物を選定する際の目安があります。
それは
- 華美に走らないもの
- 一時しのぎでないもの
- 魂のあるもの
- 遊び心があるもの
です。
そんなサライならではの視点から「モノ」「体験」「グルメ」の3つのジャンルで厳選された商品ラインナップは社員の心にも響くのではないでしょうか。
サライの贈り物×リンベル 黒耀(こくよう)
勤続30年目の社員におすすめのカタログギフト
勤続30年目の社員には高額・高級ギフトで人気の宿泊・お食事プランが充実したプレミアムカタログギフトがおすすめです。
「違いのわかる大人に贈るギフト」として多くの方にご利用されています。
宿泊では「プロが選ぶ日本のホテル・旅館100選」で30 年以上総合1位に輝き続ける石川県-和倉温泉にある高級旅館-加賀屋の雪月花。
富士山を眺めて、湯に癒される宿泊券をはじめ、日本が世界に誇る観光地の宿泊プランなど多数ご用意しています。
また、コンラッド東京などの都市型ラグジュアリーホテルのペア宿泊と、ディナークルージングをセットにした宿泊プランや、夜景を臨む高級レストランでのディナーチケットなど、ここでしか手に入らない体験が可能になります。
また、体験ではなく実商品としては、マイセン、リヤドロなど、気品溢れる世界の工芸品や腕時計、ジュエリー、高機能なブランド家電製品など、大人のためのこだわりアイテムが多数ありますので、長年勤続したお祝いに最適なカタログギフトです。
まとめ
永年勤続表彰は長年会社を支えてくれている社員に感謝を伝えお祝いするものです。
会社によって贈るものは様々だと思いますが、社員の方にこの会社で良かったと喜んでもらえるようなギフトを選んでいきましょう。