カタログギフトをもらって品物を選ぶのは、なんだかワクワクしますよね。
カタログギフトから商品を選ぶ際、できれば少しでもお得な商品を選びたいのがホンネではないでしょうか。
カタログギフトのからくりを知っていれば、よりお得な商品を賢く選べる可能性がぐっと高まります。
カタログギフトを贈る人にも知ってほしい、賢いカタログギフトの選び方をまとめました。
カタログギフトで賢い商品選びをするために知っておきたいこと
カタログギフトの値段の仕組み
カタログギフトは、以下のような価格構成で販売されています。

カタログギフトの販売価格= 商品価格(定価) + システム料
これに加えて消費税が発生します。
「システム料」という、ぼやっとした言い方に疑問をお持ちの方も多いはず。
システム料とは
カタログの印刷代
包装紙・のし代
を包括した呼び名のこと。
つまり、カタログギフトを成立させるための必要経費のことです。
3,300円(税・システム料500円込)と表記されたカタログギフトの場合、
理論上そのカタログには一律で定価2,500円の商品が掲載されていることになります。

業界で「定価」を上回る商品は掲載しないという暗黙のルールがあります。
そのため、定価以上の商品は基本的に掲載されません。
しかし、「定価」が同じでも「仕入れ値」、つまり「原価」が同じだとは限りません。
そこが、カタログギフトのお得を分けるポイントとなるのです。
定価と原価のカラクリ
定価が一律でも、原価が同じとは限りません。
同じカタログに載っていても、別のサイトで商品定価より安く売られていることがよくあります。
他で安く売られている商品は原価が低く、カタログギフト事業者の利益が高く設定されている可能性がある、ということです。
実際に、ウェブカタログで見た掲載商品の販売価格をいくつか検索してみましょう。
同じカタログに載っている商品でも、サイトによって販売価格が全然違うことがわかります。
つまり、カタログギフトで賢い商品選びをするということは、できるだけ販売価格の高いもの、原価の高いものを選ぶことです。
そして、原価の高い商品にはある程度の傾向があるので、おさえておきましょう。
・カタログギフトの販売価格=商品代+システム料
・システム料=送料など、必要経費のこと
・「定価」は同じでも「仕入れ値」「原価」が違う!
・原価の高い商品は傾向がある
お得度高め!原価の下がりにくいカタログギフトの商品ジャンル
チケット・体験系
カタログギフトには、アミューズメント施設の入場券、レストランのお食事券や温泉旅館の宿泊券など、体験型の商品が充実しています。
なんと、その原価率は100%に限りなく近い、とも言われています。
しかし、体験型の商品は交換率がとても低いという話があるのも確か。
理由は、
・掲載施設の都道府県・地域に偏りがある場合が多い
・目的地までの交通費など、別途費用がかかる
・予定調整をする必要がある
・使用できる日や曜日に制限がある場合がある
等があげられます。
『東京・銀座の高級レストランのランチチケットを手に入れてお出かけする』
と聞いても、関東圏以外にお住まいの方が気軽にできることではないですよね。
近場で行きやすいところや、行きたい場所のチケットが掲載されていた場合はとてもお得な商品です。
また、最近では場所を問わず、自宅で体験できる体験型ギフトも豊富です。
例えば家事代行や定額の音楽配信・電子書籍読み放題など、デジタルコンテンツの期間限定体験が選択できるカタログギフトもあります。
こうした、レジャーではない「体験」もお得といえるでしょう。
特に家事代行は、なかなか自分で頼むには腰が重いけれど…という方が気軽にお試しできる機会としてもおすすめです。
品質と品揃え業界トップクラス!ハーモニック人気No.1カタログギフト「テイク・ユア・チョイス」
有名店・有名ブランドのスイーツ・お菓子、お惣菜など
いわゆるデパ地下グルメと呼ばれる、有名店のスイーツ・お菓子、お惣菜は、原価の下がりにくい高原価商品です。
自分で頻繁に買うものではないので、貰うとうれしいですよね。
有名ブランドグルメの最大の価値は「そのお店・ブランドのものであること」。
取り扱いのあるショップでは、「そのブランドである」ことに価値が置かれているため、どこを見てもほぼ同じ価格で販売されています。
気になる方は、各カタログギフトサイトから確認できる「ウェブカタログ」を見て、商品名で検索してみましょう。
コロナ禍でますますネットショップが充実してきた背景もあり、気軽に値段を調べることができます。
また、特定の地域の有名店が手掛けたお惣菜は、味はもちろん、その地域へ行ったような感覚も味わうことができる、ちょっとした体験ギフトでもあるのです。
こうした点からも、有名ブランドグルメはお得な商品だといえるでしょう。
★ブランドグルメがたくさん掲載されているカタログギフト
お肉などの生鮮食品
特にブランド和牛はあまり値引きされない高原価商品といわれています。
ブランド名がついているということは品質が保証されているということ。
いい食品をいただくという「非日常体験」ができます。
全般的に市場価格があまり変動しないものが多く、値崩れも起きにくい商品カテゴリとされているため、安定的にお得感を得ることができます。
ただし、安い価格帯のカタログギフトに掲載されている生鮮食品は注意が必要です。
というのも、生鮮食品は「クール便」など、温度を均一に保った状態で配送されます。
通常配送より値段が高くなるため、多くの場合システム料に「クール便」の料金が収まりません。
システム料に入りきらなかった「クール便」の料金が商品代に含まれており、その分商品量が少なくなってしまうカラクリが存在するのです。
生鮮食品は、10,000円以上のカタログギフトから商品を選ぶ場合にオススメです。
それ以下の価格帯のカタログギフトから生鮮食品を選ぶ際は、その量にも注目してください。
★国産和牛を集めたカタログギフト
選べる国産和牛カタログギフト 溌剌(はつらつ)
ブランド雑貨
カタログギフトによくあるのが、巻頭で国内外の有名ブランドの品物を紹介するページ。
ブランド品はなかなか原価が下がりにくい、高原価ジャンルの一つです。
好みのブランド品があれば、ぜひ交換してみて下さい。
ただし、ブランド品は多くの場合、1~2商品しか掲載されていません。
もうすでに持っているものや、あまり好みではないものが掲載されていることも。
原価が低い可能性があるカタログギフトの商品ジャンル
家電製品
家電製品は、シーズンごとに新しい機種が登場するものが多く、型落ちが早いジャンルです。
カタログギフトに掲載されている家電製品は、数年にわたって掲載され続けるため、型落ちの製品である可能性が非常に高くなります。
型落ちの製品でももちろん素晴らしい商品が多くあると思いますが、原価という観点からすると損をしてしまう可能性も非常に高くなってしまうのです。
型落ちの製品は多くの場合、ネットショップで安く購入することができます。
お得な商品を選びたい場合は注意が必要です。
キッチン雑貨
日ごろから料理をする人の「そういえばこんなもの欲しかった」がちょうどよく掲載されているのがキッチン雑貨のページです。
カタログギフトで一番交換されているのは包丁、なんて話を聞いたことがある人もいるのではないでしょうか。
しかし、包丁を含めたキッチン雑貨、実は原価も低め。
調査した中では、表示されている商品価格(定価)に対して、実際の販売価格が3割を下回るようなものもありました。
よく交換されるからこそ、原価を下げるというのはビジネスによくある考え方です。
もちろん、すべてのキッチン雑貨の原価が低いということではありません。
中には有名ブランド包丁や、海外の有名ブランドの鍋なども掲載されています。
ただ、ちょうど探していたものがあったから欲しい!ということでなければ、キッチン雑貨ではないものを選んだほうが良いかもしれません。
カタログギフトを贈って喜んでもらうためには?
これまでは、カタログギフトをもらった人がどうやって商品を選ぶとお得か、という話。
カタログギフトを贈る立場の人にも、より贈った相手に喜んでもらうためにやってほしいことがあります。
それは、「掲載商品を調べる」ことです。
調べるのは
・どんなジャンルの商品が掲載されているか
・だいたいの原価
・原価はカタログギフトの商品価格に対してどの程度の割合か
の3点。
贈り主がこの3点を把握しているだけで、相手に喜んでもらえる確率がぐんと高まります。
どうしても、掲載されているブランド名や雰囲気の良さで選んでしまいがち。
ブランド名や雰囲気もカタログギフトを選ぶうえで大切な情報ですが、中身をよく見てみると驚くことも多いはず。
ぜひ、中身も併せてチェックしてから贈ってみてくださいね。
今、ほとんどのカタログギフト事業者がウェブサイト上でカタログギフトの中身を公開しています。
cocchiでは、各カタログギフトの掲載商品を見て比較し、本当におすすめできるものをシチュエーション別に紹介しています。
迷ったときはぜひ参考にしてみてください。

